皆さんこんにちは。BNNのレディ・マキアベッリです。


最近、ブラックソーン王の居城前で不審な影を頻繁に見かけるという情報を入手しました。
昼夜を問わず、三日と開けずやってくるというその影の正体を突き止めるため、早速張り込みを開始したいと思います。

一日目

二日目

三日目

「あっ……あれは!」

まぎれもなく国王陛下です。傍らにいるのはガードでしょうか、ガードを従えてのご出立のようにも見えましたが、どうも様子が違うようです。何やら二人とも向かい合って深刻な面持ちで話し込んでおります……。




おや、よく見れば陛下の手にはピッチャーと何やら液体の入った瓶が握り締められています。勤務時間中に飲食しようというガードを陛下が見咎められたのでしょうか? 怪しい人影はこっそりサボタージュにいそしむガードだったに違いありません。陛下を見送るガードの背中には哀愁が漂っています。彼にとっては何とも運の悪い一日のスタートだったことでしょう。早速、インタビューしてみましょう。




Gさん(仮名)

既婚、38才、血液型O型



お安い御用ですとも。

あらためまして、マキアベッリです。早速、現場のガードにインタビューを試みます。

Gさん! Gさん! 陛下は一体何とおっしゃったのです?

私は陛下が今日まで丹精込めて育てられた、可憐でか弱き者のお世話を仰せつかっただけだ。

か、か弱き者……?

見ると、ガードの足もとには小さなオーフラーの花が恥じらうように咲いているではありませんか。

陛下はオーフラーというのは土壌汚染を緩和するのだとおっしゃっておられた。

ふむふむ。

ブリタニアのブラックロックによる汚染は我々が思うよりもはるかに深刻で、陛下はオーフラーの種を市民に無料で配布して植えてもらうこともお考えのようだ。

それは良いお考え。

無論、笛吹けど踊らずになってしまっては元も子もないので、オーフラーの群生は貴重な観光資源となるばかりでなく、それを使った石鹸やシャンプーなどの特産品は街の財源を潤すだろうという点をしっかりアピールして行かねばならないともおっしゃっておられた。

(え……シャンプー?)

というわけで、人影の正体は手ずからお植えになったオーフラーのお世話をするブラックソーン国王陛下その人だったようです。

陛下のオーフラーはブラックソーン城の橋のたもと、六分儀座標: 10o 23’N, 14o 29’E(大和シャードのみニューマジンシアムーンゲート横、六分儀座標: 45o 0’S, 157o 21’E)のあたりにあります。

以上、レディ・マキアベッリが現場よりお伝えしました。